水管協10年の足跡
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技術委員会技術委員会9 2004年からの水道施設管理技士制度開始を機に、水道事業体から有資格者による管理を依頼されるケースが増大したことを受け、水管協では技術力向上の一環として、2005年から会員を対象に水道施設管理技士受験講習会を開催するようになりました。2009年からは東京と大阪の2会場で開催しています。 また、2011年からは受講者範囲を拡大し、水道事業体職員や、非会員企業の皆様からも多くご参加いただいています。 講習会の内容は、水道法関係/総論・安全衛生管理・災害及び事故対策/取水・貯水・浄水・膜施設/機械・電気・計装設備/水質、管路(送・配水・導水)/論文にわたり、技術委員会で例年の試験問題から出題回数の多い問題や記述を厳選し、経験豊富な講師が分野別にわかりやすく解説しています。 なお、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により開催中止を余儀なくされましたが、新しい方法としてオンラインを活用した講習会の開催に向けて準備しています。2018年 水道施設管理技士受験講習会の様子 JICA(国際協力機構)の研修員受入事業として実施されている「アフリカ地域村落飲料水管理コース」は、アフリカ(フランス語圏・英語圏)の村落給水を担当している若手行政官を対象に、給水施設の持続的な運営維持管理を進めていくための能力強化・知見の強化を目的に実施されています。 このコースで実施している講義の一つとして、水管協は2015年より日本での水道施設の民間委託の経験や成果、課題について岐阜県高山市の事例を中心に「日本における水道施設維持管理業務の民間委託」の講師を務めています。JICA(国際協力機構)への講師派遣「水道施設管理技士受験講習会」の開催2019年 JICAへの講師派遣の様子(前列左から2番目 前嶌昭弘 講師)

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