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Q13:PPP、PFI、DBOとは何ですか

近年、公的サービスにおける役割分担の見直しの動きが進む中、公営企業としての水道事業の経営についても、より効率的な事業運営を進めていくことが求められています。PFI、DBOは、その手法のことです。

 

■PPP(Public Private Partnershipの略)

官民が連携して公共サービスの提供を行うスキームをPPP(パブリック・プライベ-ト・パートナーシップ:官民連携)と呼びます。PFIは、PPPの代表的な手法の一つであり、PFI以外にDBO、指定管理者制度、コンセッション、さらに包括的民間委託、自治体業務のアウトソーシング等も含まれます。

 

■PFI(Private Finance Initiativeの略)

PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行い、効率的かつ公共サービスの提供を図るという考え方です。PFI事業方式として、BTO,BOT,BOOがあります。

 ・BTO(Build Transfer Operete)

 民間が施設整備後に公共が引き続き所有する方式

 ・BOT(Build Operete Transfer)

 民間が施設を所有し、契約期間終了後に所有権を公共に譲渡する方式

 

 ・BOO(Build Operete Own)
 民間が施設の整備、管理を行い、契約期間終了後に民間が施設を保有し続けるか、撤去する方式

 

■DBO(Design Build Opereteの略)

DBO方式とは、PFIに類似した事業方式の一つで、公共が資金調達を負担し、設計・建設、運営を民間に委託する方式のことです。民間の提供するサービスに応じて公共が料金を支払います。民間が資金調達を行うのに比べ、資金調達コストが低いため、コスト縮減率≒VFMで有利になりやすいことが特徴です。一方、公共が資金調達を行うため、設計・施工、運営段階における金融機関によるモニタリング機能が働かない(働きづらい)点がPFIと異なります。

 

■コンセッション(公設民営化)

資産は公共が保有し民間と事業契約を締結することで民間が経営権を獲得する方法をコンセッションといいます。民間は国または都道府県から許可を受けた上で施設の運営権を取得し、利用者から直接料金を徴収し事業を運営することになります。

 

■指定管理者制度

地方自治法の一部改正(2003年9月2日施行)により、公の施設の管理者について、「地方公共団体が出資している法人、公共団体、公共的団体」といった条件が撤廃され、地方公共団体の指定する者(指定管理者)が管理を代行する制度です。

 

<地方自治法244条の2第3項関係条文>
(公の施設の設置、管理及び廃止)
3普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効率的に達成するため必要があると認めるときは、条例に定めるところにより、法人その他の団体であって当該普通公共団体が指定する者(以下「指定管理者」という)に、当該公の施設の管理を行わせることができる。